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登山の服装

登山靴、ザック、レインウェアは登山の3大装備と言われることが多いですが、それらと同じくらい重要なのが登山の服装です。

登山靴、ザック、レインウェアは登山の3大装備

山では一日中雨の中を歩いたり、強風にさらされたり、夏でも寒かったり、晴れの予報で大雨だったり。登山はそんな超大自然の中で過ごすので、直接肌に触れ、そして体を守ってくれる服に気を遣うことを疎かにしてはいけません。

でも、かと言って高機能で高価な服を買い揃える必要はありません。高価なアウトドアウェアにはメリットがたくさんありますが、普段着ているトレーニングウェア等を代用することができます。

このページでは、普段着の場合どのような服や素材が適しているか、またアウトドアウェアを買うならどんな物を選んだらよいか、などについて書いています。

はじめての登山は普段着を活用しよう

スポーツウェア、ジャージなどの化繊素材の服を選ぶ

登山用品店に行くとたくさんの登山用ウェアが販売されています。軽いもの、汗が乾きやすいもの、ストレッチ素材の動きやすいもの、頑丈なものなど、登山で快適に、安全に過ごせるよう工夫されたウェアがたくさん販売されています。

それらを用意して万全の体制で登山に臨むのは素晴らしいことですが、沢山の登山用品を揃えなおかつ下から上までウェアを揃えるのはとても難しいことです。

最初の登山では普段着を活用しましょう。体が動かしやすいポリエステルなどの化繊素材の服、またはスポーツウェア、ジャージなどもいいですね。綿素材の服は乾きにくいので避けましょう。

登山の経験に合わせてウェアを買いそろえる

自宅にある服を利用して足りない物だけを買い揃えれば、出費も随分おさえることができますし、実際に登山をしてみて「これが必要だ」と感じたら購入するのが間違いのない方法だと思います。

なぜなら登山が初めての方は経験もないので、どのようなウェアが自分の登山に適しているのか、と言うのを判断するのはとても難しい事だと思うのです。

またこれはウェアだけでなくギアを選ぶ際にも言える事なのですが、初心者の方は高価で高機能な商品を買ってしまう傾向にあります。

経験と知識を蓄えながら、また熟練の登山者やアウトドアショップの店員にアドバイスをもらったりしながら、本当に必要な物だけど徐々に増やして行く、と言うのがお金も多く使わない賢い方法だと思います。

それまでは人に借りたり、あるもので済ましながら登山を続けるのがおすすめです。

登山の服装は重ね着が基本

服を着たり脱いだりを繰り返しながら登山をする

登山は暑かったり寒かったりの繰り返しです。登っている時はTシャツ一枚でも暑いのですが、稜線にでるとダウンジャケットが欲しくなるほど寒くなる時もあります。

そしてあわてて着こんで歩くとすぐ暑くなり、また脱いで、休憩したら寒いのでまた着て・・・と、服の着脱を繰り返しながら登山をするのです。

面倒くさいなあ、と思われるかもしれませんがこれが正解です。面倒くさがって寒いのをがまんしてしまうと、体が冷やされ体力を消耗し、体調が悪くなって動けなくなることもあります。

体がかたくなると動きにキレがなくなり、怪我もしやすくなってしまうのです。ですので少しでも寒いな、と思ったらすぐに上着を羽織るようにしましょう。休憩する際でも、バックパックを下ろしたらすぐ羽織るくらいがちょうど良いのです。

そのため上着はいつでも取り出しやすいような場所にしまっておくと良いでしょう。この動作を習慣付けるのも大事な事ですね。

レイヤリング(重ね着)を考える

このように脱ぎ着を繰り返す登山では、ベースレイヤー(肌着)、ミッドレイヤー(中間着、保温)、アウターレイヤー(防風、防水)の3つのレイヤーに分け、トータルに服装を考える必要があります。

少し寒い時は一枚着て、もうちょっと寒くなったらもう一枚。その時その時のシチュエーションにあわせて服を脱ぎ着し、体温をベストな状態に調節する必要があります。

着ている服はTシャツで防寒着はダウンジャケットのみ。この様な状況だと体温調節が難しくなります。上では3つのレイヤーと書きましたが、常に3枚の服で考えるわけではありません。

寒ければさらに中間着を足すべきですし、また歩行中に寒ければTシャツを2枚着てももちろんかまいません。

3つのレイヤーと言うのはあくまで基本の考え方で、そこからその場の状況や個人差によって、必要と思われるものを足していけば良いのです。

防寒用と予備用にシャツをもう一枚

話はちょっとずれますが、山小屋やテント泊の登山をする人の中には、着替えをする人、着替えをしない人がいます。

一泊程度なら着替えなくてもさほど気になりませんが、シャツが雨でずぶぬれになる事も考えられますので、替えのシャツを一枚持っていると安心です。

長袖のシャツが一枚あると防寒着にもなるので、予備用のシャツとしてバックパックに忍ばせておくことおすすめします。

レイヤリングの服選び

ベースレイヤー(肌着、アンダーウェア)

綿は必ず避ける。速乾性のものを

肌着、アンダーウェアとも言いますが、選ぶ際にまず考える事は素材です。汗冷えをしないよう乾きやすい化繊素材のもの、また春秋の寒い時期にはウール素材のアンダーウェアもおすすめです。

アンダーウェアには様々な厚さがあり、薄いものは夏山用に、暑いものは春秋の登山用に使い分けたり、またアンダーウェアを重ね着する事もあります。

形状はクルーネックやハイネックのハーフジップタイプが多く、クルーネックは重ね着しても首周りが楽ですし、ハーフジップのタイプはジッパーを開け閉めすることで温度調節が簡単に行え、着脱も容易です。

アンダーウェアの素材にはウールや化繊、それとウールと化繊をあわせたハイブリッド素材、防臭効果を持つものなどがあります。ぴたりとフィットするアンダーウェアの場合は素材の肌触りの好みがありますので、店頭で試着してから購入するのが無難です。

ミッドレイヤー(中間着・防寒着)

保温力、吸汗拡散性に優れた素材を

中間着にはフリースかインナーダウンが定番です。フリースはアウターにもインナーにも用途が広く、軽く、保温力も吸汗拡散性にも優れている登山の服装に最適な素材です。

特に薄手のフリースは様々な季節で行動着兼インナーとしても使用できるのでおすすめです。ダウンジャケットも風に強いのでインナー、アウター、と幅広く利用することができます。

またダウンの最大の特徴は軽量でコンパクトに収納できること。メインの防寒着として使用せず、サブとしてザックに忍ばせておけば予想外の寒さの時でも対応できます。

厚手のジャケット1枚より薄手の服を組み合わせる

それ以外の中間着は定番のチェックのシャツがあります。化繊の薄手のものやウールの厚手のものがあり、気軽に扱え微妙な温度調節にも有効です。

いずれの中間着も、その上からレインウェアやアウターを羽織る事を考えると薄手のものが適しています。

厚すぎる中間着は行動着としても使用しにくくなりますので、薄手の服を組み合わせて防寒をするのがおすすめです。また真夏日でも山は寒くなりますので、必ず防寒着を用意しましょう。

アウターレイヤー(防風・防水、レインウェア、ウインドブレーカー)

アウターはレインウェアで代用する

アウターレイヤーにはレインウェアを代用してしまうのが簡単です。 レインウェアは風にも強く、またレインウェアをアウターとして代用すればもう一枚余計にジャケットを持っていく必要がなくなります。

しかしレインウェアは高価なものが多く、木に引っ掛けたり岩に擦ったりなどのダメージはなるべくなら避けたいもの。またレインウェアを行動着として使用するには少し暑すぎます。

そんな場合には薄手のウインドブレーカーなどを用意するのがおすすめです。高価なものでなければアウターとしてハードに使用することもできますし、着たいときにいつでもさっと取り出して着れるような扱いやすさがあります。

パンツも化繊素材がベスト

パンツの素材も肌着同様、乾きやすい化繊素材を使用したものを選びましょう。伸縮性があれば良いのですが、なくても足があげやすく、岩や木で擦っても簡単には破れないようなある程度丈夫なものが適しています。

スポーツやトレーニング用などの速乾性と伸縮性のあるパンツも動きやすいのでおすすめです。

ハーフパンツは軽快で動きやすのいですが、足の保護を考えるとロングパンツが最適です。

ハーフパンツを履く場合は下にタイツを履くと良いでしょう。
おすすめはナイロンベルト付きのモデルです。登山用のパンツには軽くて扱いやすいベルトがついています。

ベースレイヤー(肌着、アンダーウェア)

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綿は必ず避け速乾性のものを選ぶ

選ぶ際にまず考える事は素材です。汗冷えをしないよう乾きやすい化繊素材のもの、また春秋の寒い時期にはウール素材のアンダーウェアもおすすめです。

アンダーウェアの素材にはウールや化繊、それとウールと化繊をあわせたハイブリッド素材、防臭効果を持つものなどがあります。ぴたりとフィットするアンダーウェアの場合は素材の肌触りの好みがありますので、店頭で試着してから購入するのが無難です。

ミッドレイヤー(中間着・防寒着)

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保温力、吸汗拡散性に優れた素材を

中間着にはフリースかインナーダウンが定番です。フリースはアウターにもインナーにも用途が広く、軽く、保温力も吸汗拡散性にも優れている登山の服装に最適な素材です。特に薄手のフリースは様々な季節で行動着兼インナーとしても使用できるのでおすすめです。

厚手のジャケット1枚より薄手の服を組み合わせる

それ以外の中間着は定番のチェックのシャツがあります。化繊の薄手のものやウールの厚手のものがあり、気軽に扱え微妙な温度調節にも有効です。

アウターレイヤー(防風・防水、レインウェア、ウインドブレーカー)

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アウターはレインウェアで代用する

アウターレイヤーにはレインウェアを代用してしまうのが簡単です。 レインウェアは風にも強く、またレインウェアをアウターとして代用すればもう一枚余計にジャケットを持っていく必要がなくなります。

パンツ

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パンツも化繊素材がベスト

パンツの素材も肌着同様、乾きやすい化繊素材を使用したものを選びましょう。伸縮性があれば良いのですが、なくても足があげやすく、岩や木で擦っても簡単には破れないようなある程度丈夫なものが適しています。 スポーツやトレーニング用などの速乾性と伸縮性のあるパンツも動きやすいのでおすすめです。

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山の疲れにくい登り方・歩き方 ②

最近では多くの人がストックを使って山を歩いています。私も最初必要なのかなあと思っていましたが、使ってみてその良さがわかりました。

私は1本のタイプでしたが、例えば2本のストックの場合は脚の他に支点が2つ増えるので非常にバランス良く歩くことができます。

それと同時に脚にかかる荷重も腕に分散されるので膝の疲労も負担も少なくなります。膝の痛みに不安がある方にはストックの積極的な利用をおすすめします。

しかしあまりにもストックに頼りすぎた歩き方は危険です。全体重をかけると言う使い方はせず、補助的に使うと良いでしょう。

またストッパーがしっかりと閉まってないと突然ストックが縮んでしまい、転んでしまう恐れがあるのでしっかりと確認しましょう。

ストックの調節

ストックは通常三段の伸縮型になっています。まず一番下の段を”ストップ”と書いてあるところまで伸ばして固定します。

そして二段目を伸ばして長さを調節すると言うのが基本的な使い方です。下でもストックの長さの説明をしていますが、登りではやや短めに、下りでは長めに調節すると使いやすくなります。

また岩場でのストックの利用は、手がふさがってしまうため大変危険です。手首にひっかけておいても、邪魔になりバランスを崩すことがあるので、岩場を歩く際にはザックに収納して両手を自由にして歩きましょう。

I字グリップ

I字グリップのストックの持ち方は一般的に、持ったときにひじが直角になるようにストックの長さを調節します。

グリップの握り方には、グリップの上部を握る、下部を握る、上からグリップを握るなど様々な握り方があります。状況に応じて持ちやすい握り方に変更しましょう。

T字グリップ

T字グリップのストックの場合、ひじと直角の高さにすると使いづらくなりますので、ややひじを開くくらいの長さに調節すると良いでしょう。

グリップの握り方も上部を握ったり下部を握ったりと状況に応じて使い分けましょう。またT字のストックは一本ですので、疲れたら左右持つ手を交換すると良いです。

休憩を取りながら歩く

定期的な休憩をとる

登山で疲れない様に歩くには適度に休憩を取りながら歩くことです。天候や同行者、その他の状況で休憩を取る間隔は変わりますが、50分歩いたら10分休むと言うように、定期的に休憩をとります。

その都度水分補給や行動食でエネルギー補給をし、疲労を回復させます。しかしこの間隔はあくまで目安ですので、休憩をしやすい場所を見つけたら休憩時間より早くても休んでもかまいませんし、もしもうちょっと歩けるようであれば先に進んでもかまいません。

また気をつけなければいけないのが疲れる前に休むと言うことです。定めた時間にとらわれて、休まず歩き疲れきってしまうと10分程度の休憩では回復しなくなってしまいます。

ですのでちょっと疲れたかなあと思った時点で休憩をとる様にしましょう。

お昼ごはん休憩

この定期的に休憩を取る他に昼ごはんの休憩があります。この休憩では12時前後に1時間程度休憩をすると良いでしょう。しかしこれも定期的な休憩と一緒で、あくまでめやすに留めておいた方が良いでしょう。

たとえば頂上で昼食を食べる、と言う予定をたてている方は多くいますが、お腹が減ったのに頂上までがまんすると言うのは疲れやすいので良い方法ではありません。

お腹が空いたなと思った時昼食を食べるのに相応しい場所があればそこで昼食をとるのがベストです。

また頂上にはもうちょっと時間がかかりそうだな、と思ったら早めに適当な場所で食べてしまった方が良いでしょう。

無理に予定通り行動しようとすると疲れますので、臨機応変に状況にあわせて休憩をとる様にしましょう。

装備の調節休憩

これらの休憩以外では、歩き始めて30分前後にとる休憩があります。この休憩では靴紐の調節、ザックの調節、服の脱ぎ着などをします。

歩き始めはなかなか装備の調節がうまく行かないことが多いので装備の調節のためにとる休憩時間です。

調節せずに進んでしまうと靴擦れや疲労の原因になりますので、初心者の方は一度装備の調節のための時間を作った方が良いでしょう。

その他疲れないために

歩きはじめはゆっくりと

登山の歩きはじめはテンションがあがっているので足早になりがちですが、ここは抑えてウォーミングアップのつもりでゆっくりと歩きましょう。

普段の3割程ペースを落としても良いくらいです。特に登りでは半分程度のペースに落とし、体が温まってきたらどんどんペースを上げて行けば良いのです。

遅すぎるんじゃないか?と言うくらいのペースでも問題ありません。後ろから他の登山者にいっぱい抜かれるかもしれませんが、あわてず、まずはゆっくりとスタートをしましょう。

それにはいっぱいいっぱいの登山予定を作らずに、十分に余裕を持った予定を作るの必要があります。

体の冷えは疲れの原因

体が冷えると疲労しやすくなるので、汗を吸って乾きにくい綿素材のウェアは登山に向きません。ポリエステルなどの化繊の素材、もしくは綿と混紡のものが良いでしょう。

また汗をかきにくくするのも大事な事です。登山中汗をかく前に服を脱いで寒くなったら着る、という様に服を脱ぎ着を繰り返して体温を調節しましょう。

体にあったザックで・荷物は少なく

体にあっていないザックやいいかげんなザックを背負って歩くとかなり疲労します。

特に肩や腰などベルトと接している部分が痛くなってしまうと、正しく歩くどころか痛みに耐えながらの大変な登山となってしまいます。

特にザックは登山中に必ずを背負っていなければならない重要な装備です。背負い心地の良いしっかりとしたものを選びましょう。

また荷物の重量が軽ければ軽いほど楽に歩くことができます。余分なものは持っていかず、なるべく最小限の荷物だけを持っていきましょう。

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山の疲れにくい登り方・歩き方 ①

ポイントは姿勢、ゆっくりと、歩幅を小さく、この3つです。急がずにゆっくりと正しい姿勢で登っていれば、普段は疲れる登山道でも疲労が少なく安全に登ることができます。

登りの歩き方

膝をあげて歩く

登山の歩き方は普段の歩き方とは違い、膝をあげて歩きます。街中を歩いている時には障害物はほとんどありませんが、木の根っこや石など障害物だらけの山では、それらにつまずかないよう膝をあげて歩くのが基本です。

転んでしまうと怪我をする他に滑落してしまう危険もありますので、登山中は膝を上げて歩くよう心がけましょう。

体にまっすぐな線をつくる

頭から背中、腰、後ろ足(体重が乗っている足)まで一直線になるような線を作ります。この歩き方では、前に出す方の膝を上げた瞬間に体が一直線になります。

膝も高くあげているのでちょうど階段を登ろうとしている時の姿勢に近くなります。

残った方の足のみで体重を支えることになりますが、慣れると体勢がかなり安定しバランスがとりやすくなります。

また体が一直線になると筋肉を使わず骨で体を支えることが出来るので疲れにくくなります。

逆に背中を曲げて歩いてしまうと、筋肉でザックを支え筋肉の力だけで歩くことになるので疲れやすくなります。

重心移動によって前に進む

体に線をつくり、その状態から重心の移動によって進みます。こうすることにより余分な筋肉を使わずにバランスよく歩くことができます。

前の足を上げた時体の一本の線ができ、前の足を着地したと同時に後ろ足の重心を前の足に移動させます。

それと同時に後ろ脚を前に出し体の線を一直線にする、と言うように重心移動をしながら進みます。

この時前方に倒れこむような気持ちだとスムーズに重心移動ができ、より楽に歩くことができます。

足を開いて左右にブレない様に歩く

足を平行にして歩くと斜面と同じ角度で足首を曲げなければならないので足首が疲れます。

足を外側に開きながら歩くと緩和することができるので、登りでは足を開いて歩くのが基本になります。

山の斜面の角度がきつければより足を開く角度を大きくし、緩ければ角度を小さくして調節しながら歩きましょう。

しかし足を開きながら歩くと”脚”も開いてしまい、体が左右にブレやすくなります。

そうならないため、進行方向の直線上にカカトを重ねるようなイメージを持ちながら歩くと良いです。

 

足の裏全体で着地する

歩くときにかかとやつま先から着地すると関節を痛めやすく、疲れやすくもなります。普段の歩き方とは違って難しくなるのですが、登山では足の裏全体で着地するのが良い歩き方です。足の裏で着地し、体重をかかとからつま先に移動していくと言うのがベストな歩き方です。また着地の時に大きな音をたてる歩き方は良くありません。脚を前に出すのと同時に重心も移動してしまっているためこのような事が起こりますが、バランスも悪く膝や内臓にもダメージを与えてしまいます。常に後ろ脚に重心を残して静かに着地をするよう心がけましょう。

小さい歩幅で歩く小さい歩幅で歩くとバランスもとりやすく疲れにくくなります。

山の斜面によって異なりますが、前足のかかとから後ろ足のつま先までの間がおおよそ靴一足分以内の間隔が小さい歩幅です。

前の脚を真下ではなく前に着地させると歩幅が大きくなりますので真下に着地させましょう。

ゆっくりと登り、呼吸にも注意する

ハアハア言いながら速さで登るとすぐに疲れて疲労も大きくなってしまいますので、登りはゆっくりと登るよう心がけましょう。

呼吸が乱れたときはペースを落とすようにします。また呼吸をおろそかにしてしまうと酸素不足になって疲れる原因にもなります。
常にしっかりと息を吐いて吸うよう呼吸を意識しながら歩くようにします。

全身を使って歩く・ストックを使って歩く

下半身の力だけで歩くと疲れやすくなりますので、体全体を使って歩くようにしてみましょう。

初心者の方は腕を大きく振るうように歩くと全身の筋肉が良く動くようになります。またストックを使うと自然に上半身の力を使って歩けるようにもなるのでおすすめです。

しかしストックにたよりすぎた歩き方をすると、体のバランスが悪くなり歩き方が変わってしまいますので注意が必要です。

下りの歩き方

下りの歩き方も登りの歩き方とほとんど同じになります。頭から脚まで一直線の線をつくり、重心を移動させながら下ります。

違う点は足を開かなくても良いことです。下りでは足を開かなくても十分に足首が楽なので、通常通り進行方向に向けてかまいません。

膝も高くあげなくて良いでしょう。また着地の時に前の脚に重心があると膝を痛める原因になります。

前の脚が着地した時はまだ後ろ足に重心を残し、完全に着地しきったところで重心を前の脚に移動していきます。こうすればドスンと着地することもなく、膝を痛めず静かに着地できます。

急斜面の下り方

斜面を下る際は恐怖心から腰が引けてしまい、体の線が地面と垂直ではなくなってしまいます。

こうなってしまうと逆にスリップしやすくなり危険ですので、怖がらずに腰を引かないよう意識しましょう。

なお急斜面の場合には腰を落としやや前かがみになり体の線を地面と垂直にし、また歩幅をかなり小さくして少しずつ下れば安定します。

高さがある段差の下り方

高さがある段差では一気に降りると怪我をしやすいのでゆっくりと降りるようにしましょう。

進行方向に対し体を横に向け、膝をまげ脚を1本ずつゆっくりとおろす方法、また近くに木など掴まれるものがあれば、それ掴まりながらゆっくりと脚を下ろしてゆくのが良い方法です。

これも通常の歩き方同様に、前の脚がついてから後ろの足の重心を前に移動させるようにしましょう。

階段状の登山道の登り下り

ハイキングコースには丸太で作った階段の道がしばしばあります。傾斜がないので滑りにくい道ですが逆に疲れやすい道の一つでもあります。

階段がかなり長い場合もありますので、歩きやすさにまかせて”よいしょ、よいしょ”と力で登ってしまうと、疲れるほか膝を痛めやすくなってしましまいます。

このような道の登りでは、まず歩幅を狭くし段差の下まで進みます。通常の登りと同様体に線を作り、後ろ足に重心がある状態で前の脚を高くあげ、ゆっくりと階段の上に脚を下ろします。

そして真上に伸びるような感じで前の脚に重心を移動させて登ります。この時反動をつけたり、後ろ足で地面をけったりしてしまうと疲れる登り方になってしまうので注意しましょう。

長い階段が続いてもゆっくりとこのように登っていけば格段に疲れにくくなります。階段の道では特に下りを気をつけなければなりません。

前の脚に重心があるまま階段をドスンと下りてしまうと全体重が前の脚にのってしまうため人体をいためやすくなります。

下りでも同様に歩幅を狭くし、後ろ脚に重心を残したまま前の脚を着地させ、脚が下りきったら前の脚に重心を移動させるよう降りましょう。

こうすればドスンと膝を痛める下り方をしなくてすみます。段差が高い場合には一旦しゃがみ込んでから脚を出すと良いでしょう。

この時も重心は後脚に残したままで、前足が着地しきったと同時に後足の重心を前に移動させます。

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つなぎの服(足つきカバーオール)

何も考えず上からかぶせるだけ。

秋冬に1つあって便利だったのが、つなぎの服です。外側がナイロンっぽくなっていて、ちょっとしたワタが入って内側はフリース素材になっています。手首と足首がキュッと締まっていて風も入りにくくなっています。下には家にある暖かそうな服をてきとうに着せて、一番上にこれを着せれば風も通さないで暖かいだろう、と便利に使っています。

オムツ替えするのが面倒という難点がありますが、ずっとベビーキャリーに座っているので腰も冷えないためにはいいかなぁと思います。なにより、わざわざ暖かいジャンバーやズボンをその時のサイズに合わせて買うのがもったいないですが、これなら最後にダボダボっと着せても良いので便利です。

ザック / バックパック

入れば何でもいいのですが…

子供を連れて山に行くとなると、ものすごい荷物になりますよね。離乳食とオムツの時代が最大で、普通のオニギリとペットボトルが飲めて布のパンツを履くようになると、荷物は激減します。しかも4歳位になれば自分で小さなリュックを背負えるようになるでしょう。

それまでは一人の親が子供を背負い、もう一人の親が全員分の荷物を担ぐ、という事になるので結構な荷物になります。子供の成長に加えて、季節でも持ち物はだいぶ変わるので、これからザックを用意しようという人はどのサイズを買ったら良いのか、悩むと思います。

子連れ登山用は、28Lのフューチュラ28(futura 28)というザックで、ドイターというドイツの老舗メーカーで、どの製品もコスパに大変優れていると思います。

DEUTER(ドイター) バックパック ミッドナイト

物を出し入れしやすいようにジッパーが大きく開き、できれば街なかでも使いたいと思ってこのサイズにしましたが、残念ながらちょっと小さめです。マットはザックの外にくくりつけていますし、秋の登山では帽子や手袋などの小物も増えるため、パンパンです。

ちなみに街なかで使うことはめったにありませんでしたが、このサイズ(約30L)はもし自分一人なら日帰り登山はもちろん山小屋一泊も充分出来る便利なサイズです。現在でも帰省する時に使っていますし、将来では子供が林間学校に行くときなどにも使えそうです。

ドイター Deuter トランスアルパイン 30 ネイビー

「でも小さめでは困る」という人は40~45Lのたて型のザックで、ポケットが多め(大きめ)のタイプを選んではどうでしょうか。

ドイター リュック フォックス40

ザックには正面やサイドにポケットが無いものも多いですが、やはり子連れの場合、日焼け止めだ、水だ、絆創膏だ、写真だ、アメだ、となんだかんだ小物の出し入れが多いように思います。

ザックに雨蓋(ザックの一番上にあるポケット)以外に、ポケットがあると便利かもしれません。

OSPREY オスプレー オーラAG 50

これはオスプレーのオーラ50という女性向けモデルの商品で本体自体が軽量です。ポケットやストラップが豊富にあるのでマットや上着が入らない時なども便利そうです。

もし、いずれ子供にいずれ譲り渡すイメージなら、子供向けに作られたグレゴリーのワンダー50などの商品もあります。サイズ調整がしやすいのと、子供(10才以上)が使いやすいようにポケットが多く、レインカバーも付属しているのはうれしいですね。

こらへんのサイズは、家族全員分が入るだけでなく、一人分なら山小屋泊はもちろんテント泊でも使えるサイズです。いずれにしろ今は安くて良い製品が沢山販売されていますので、海外旅行などでの使用も見込んで1つ選ぶことは楽しい作業に思います。

トレッキングポール(ストック)

子育て卒業後も使えるなら、あってもいいかも?

下りの時に大活用しています。やはり3歳くらいですと下りの時に手を繋いで欲しがります。そうなると子供の手を支えつつ自分は転ぶわけには行きませんので、反対側の手に持ったトレッキングポールの支えが大活躍します。

DABADA(ダバダ) SG承認品 軽量アルミ製 トレッキングポール 2本セット Amazon限定キット付 アンチショック機能付 【軽量220g コンパクト最少56.5cm】 

登りでトレッキングポールを使う習慣がありませんが、同行の人がヒザや足首を痛めた時や下りを怖がった時のためなどに今後予備的な意味でも1グループで1セットくらいあってもいいかなぁ。

 

子ども用トレッキングシューズ

こんなに違うとは、驚きでした!

子供は正確に感想を伝えてくれませんのでわかりませんが、ハッキリ違うのは”トレッキングシューズを履いているとあまり転ばない”ということです。

割れた石ころがコロコロと転がっているような、大人でも慎重になってしまう道でもタッタカと下っていきます。「体が軽いから、こういうものなのか」とも思うのですが、そうかと思えば逆に公園にあるちょっとした土の道の下りなんかで妙に腰が引けていたりします。

「これくらい、お山で歩いているじゃん」と言っても何も回答はありませんが、もしかしてそれは足首が固定されていないことと靴底が明らかに違うのが感覚でわかるのかもしれません。

子供には常にサイズがピッタリな靴を履かせましょう。「大きくなってすぐに履けなくなってしまうからもったいない」と言って大きめを履かせると歩きづらかったりして歩くこと自体がおっくうになってしまいます とありました。

このような意味でも、子供には山好きになってもらいたい、と強く願う場合はトレッキングシューズを買っても良いかもしれません。

特にそんなおもいもなく、たまたまお古を頂いたので履かせました。しかし、「あのルートは石が転がってる道だろうか?木の根道だろうか?ぬかるんでるだろうか?砂っぽいだろうか?」などということを何も思い煩う必要がない、というのはとてもラクです。

 

レインウェア

山の心得としては必須ですが、状況により判断ですかね・・・。

レインウェアを持っていくかどうか、悩みますよね。うちの場合では3人分で1700gもありました。子供を背負わない人が全員分の食料やレインウェアを背負うと考えると、とっても大きな荷物ですね。

これまで私は毎回持って行っていたかと言えば、「今日は山に登ろう」と出かける時は持っていっていますが、ぷらっと行った時なんかは持っていない時もありました。

多くの子連れ登山の場合、「雨は絶対に降らないだろう」 という天気の時に行くと思いますが、万が一降った時に、それは即、事故や遭難に繋がる可能性があります。そういう意味で持っていなければいけない基本装備なのですが、しかしどの程度の影響かは季節や下界までの距離に大きく左右されると思います。30分位の林道歩きとか高原のちょっとした散策などでも絶対持っていかなければいけない、とは言えないので、やはり最後には状況により判断という事になるのでしょうか。

私はレインウェアを持って行ってはいても、実はこれまで一度も使ったことはありません。じゃあ要らないのか、と言えばそうでもありません。

例えば、8月のお盆に行った立山の雷鳥沢などでは、仮に、雷鳥沢から室堂に向かって戻り初めた3時頃に夕立が降ったとしても、おかしくありません。もしその時レインウェアが無かったとしたら確実に事故に繋がっていたと思います。戻りの2時間、標高もあり風もありましたし、風や雨を防ぐ所は山小屋しかなく、3才児に「雨が降ってるからダッシュして~」とお願いしても思うように歩いてくれる訳もありません。歩きながら寝ていたくらいです。想像するだけで恐ろしいことです。

上の写真のものは、お古で頂いたモンベルのレイントレッカー Kid’sです。登山用のレインウェアなんてさぞかし高いんだろう、と思われるかもしれませんが、定価で7300円となかなかリーズナブルです。ゴアテックスではありませんが充分な通気性があり、身長も伸びてすぐに使えなくなってしまうことなどを考えても、充分だと思います。

ちなみに、ベビーキャリーに乗る赤ちゃん用には、キャリーに付属していたレインカバーの他に100円ショップで買ったレインパンツ(写真左下)を持って行っています。カバーからはみ出た足先と靴が濡れないようにするためです。

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