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料理用具のリスト

登山で料理を作りに必要な装備の一覧です。

ウォーターボトルはペットボトルで代用できます。食器はクッカーから直接ごはんを食べれば必要ないです。

まずはクッカー、バーナー、ガスカートリッジとライターを購入して、その他道具は必要であれば買い足していきましょう。

料理道具

装備・持ち物名装備の説明
ストーブアウトドア用のコンロ。ガス、ガソリン、アルコールなどの燃料を使用。
燃料ストーブの燃料(ガスカートリッジ、ガソリン、アルコールなど)。
クッカーアウトドアに適した鍋、食器セット。湯を沸かす、煮る、炒める、炊飯に使用。
ナイフ食材切り、また非常用にも。
カトラリー箸、スプーン、フォークなど。
ライター自動点火装置付きのストーブでも念のため用意。BICなどの着火石点火式が最適
ぐんて綿100%の物を。

登山の料理道具

登山の料理道具「ストーブ・燃料・クッカー」選び方
ダッジオーブンの使い方

登山の基本的な装備のリスト

日帰り登山、山小屋泊登山、テント泊登山など山登りにはいくつかのスタイルがありますが、下記のリストはどのスタイルの登山でも必要になる基本的な装備です。

 

”便利な道具、状況によっては用意する装備” は必ず用意しなければならない装備ではありませんが、使用している登山者が多い装備や、登山の内容によっては用意したい物の一覧です。

装備名のリンクをクリックすると、その装備を紹介してます。

基本的な装備一覧

装備・持ち物名装備の説明
登山靴
トレッキングシューズ
簡単な山歩きならスニーカーも可。
ザック重要。荷物の少ない日帰りの数時間の登山なら普段使いのザックも可。
レインウェア必須。上下に分かれた蒸れにくい素材のものがベスト。
ザックカバーザックを雨から守るために。なければゴミ袋で代用も。※飛ばないよう注意。
なければペットボトルで代用。少なくとも1リットルは水を持ち運べる様に。
ヘッドランプ懐中電灯でよいが手が塞がるのでヘッドランプがベスト。昼の登山でも必須。
予備電池ヘッドランプもしくは懐中電灯用の予備電池。
コンパスおもちゃの様なものでなければよい。
登山用地図最低何かしらの地図は必要。広範囲で細かく書かれているものが良い。
腕時計防水機能があるものを。
山行計画書万が一事故が起きた場合に備えて。
携帯電話スマートフォンであればGPSの地図アプリなどを入れておくと安心。
エマージェンシーシート超薄手の保温断熱素材のシート。病人や怪我人の保護にも。
筆記用具コースタイムの記録用に。登山届を記入の際に必要な場合も。
ライター緊急用に。BICなどの着火石点火式が最適。
タオル・てぬぐい等汗拭き以外にも救急用、日焼け防止として役立つ。
ティッシュペーパー芯を抜いたトイレットペーパーが量があっておすすめ。
薬類バンソウコウ、消毒液、鎮痛剤、解熱剤など。
行動食(おやつ)登山中のエネルギー補給におかしなど。
非常食緊急用に、日持ちが良くカロリーが高いものを。
健康保険証のコピー万が一のためにコピーを用意。
ビニール袋ゴミ入れや着替え入れに。防水バッグの利用もおすすめ。
カメラコースタイムの記録にも使える。
日焼け止め日焼け止めはもちろん、UV入のリップクリームも用意したい。

便利な道具、状況によっては用意する装備

ゲーター小石や雨が靴の中に浸入するのを防ぐ。ズボンの裾の引っかかりをなくす。
トレッキングポール杖の様なもので、歩行のバランスをとり足腰の負担を軽減。
ナイフナイフ、マルチツール等料理用にも、非常用としても持っていいたい道具。
折り畳み傘長い林道歩きやバス利用時などに役立つ。
軽アイゼンコースに雪渓がある場合には4~6本爪の軽アイゼンを。
サングラス雪渓や高山歩きには必要。
ウェットティッシュ汗拭きや化粧落としとして。
携帯灰皿タバコを吸う人は必ず。
小物入れウエストポーチなど。地図や行動食、日焼け止めなどの小物入れに便利。
モバイル充電器バッテリーの消耗が激しいGPSアプリを使用する場合

服装

装備ではありませんが、登山の服装は装備同様に重要なので一覧にしました。

肌着ポリエステルなどの化繊の素材を。長袖がベター。
パンツ(ズボン)動きやすい化繊素材のズボンを。長ズボンがベター。
防寒着夏でも防寒着を用意する。フリースやダウンが定番。
靴下靴擦れや足の保護、怪我の防止のために厚手の靴下を。ウールがベスト
帽子(ハット)日よけや頭の保護。寒い季節には防寒用に。
手袋寒い季節の登山では用意したい。 防水のグローブもおすすめ。
スポーツタイツ筋肉や腰、関節のサポートに。体力、筋力に自信がない人に。
着替えのシャツシャツが濡れてなってしまった時の予備用。防寒着にもなる。
替えの靴下靴下が塗れると靴擦れの原因になるので、天気次第では用意したい。

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クッカーの素材と形状、容量について

クッカーとはアウトドア用の、鍋と食器がセットになった様な調理器具のことで「コッヘル」言うこともあります。

アウトドアでも快適に扱えるよう小さく軽く設計されていて、ガスストーブと燃料がすっぽり収まったり、取っ手が折りたたみ式になっているなどの工夫がされています。

クッカーの用途はお湯を沸かす、煮る、炒める、ご飯を炊くなどの調理以外に、フタの部分はとり皿などのウツワ代わりにもなります。

クッカーの形状は円柱形が一般的

登山で使用する一般的なクッカーの形は円柱形です(上の写真の中央と左のタイプ)。クッカーが円柱形の理由は、ガスストーブのところでも紹介しましたが、クッカーの中にストーブと燃料を無駄なく収納できるからです。また円柱型のクッカーは直接飲んだり食べたりしやすいと言う特徴もあります。

円柱形以外には底浅で広口タイプのクッカーがあります。こちらのタイプはは熱効率も良く調理がしやすいと言う特徴を持っています。どちらが良いか、この辺りは好みだったり料理の内容によっても変わると思います。

クッカーの素材は「チタン」と「アルミ」

クッカーの素材には主にチタンとアルミの2種類があります。左がチタンの900mlのクッカー、右がアルミの1400mlのクッカーになります。チタン素材のものは色が黒っぽいのが特徴で、反対にアルミは白、銀色と言った色味をしています。

チタンのクッカー

チタンはアルミに比べ値段は高いのですが「軽くて頑丈」という特徴があります。しかし熱伝導率が悪く局所的に熱くなるので、本格的な料理や炊飯などの用途には向きません。また焦げやすくもあります。しかしお湯は充分に早く沸くので、フリーズドライやレトルト食品だけに使用すると考えればチタンの軽さは魅力的です。

アルミのクッカーアルミはチタンのクッカーに比べると手頃な価格ですが、チタンに比べて重くへこみやすい素材です。しかしチタンとは異なり熱伝導率がよいので炊飯や料理に向いています。
いずれの素材も長所短所がありますが、まずは価格の安いアルミのクッカーを買って問題ないと思います。

クッカーのサイズと容量について

クッカーのサイズにもいくつか種類があります。例えば登山やキャンプで人気のスノーピークのトレックシリーズのクッカーの場合、700ml(チタンのみ)、900ml、1400mlの3種類のサイズ展開があります。

チタントレック700

  • 容量:700ml
  • 素材:チタン
  • ごはん:1合分炊けるがチタンなので不向き
  • ラーメン:日清のカップヌードル二人分のお湯
  • 超小型のストーブしか収納できない可能性あり
  • ガスカートリッジは小型の110サイズのみ収納できる
  • 容量:フタ250ml、本体900ml
  • 素材:チタンもしくはアルミ
  • ごはん:2合炊くことができる
  • ラーメン:カップヌードルは3食、一般的なカップラーメンは2食

トレック1400

 

  • 容量:フタ500ml、本体1,400ml
  • 素材:チタンもしくはアルミ
  • ごはん:3合炊くことができる
  • ラーメン:一般的なカップラーメン3食ぶんのお湯を沸かせる

クッカーのサイズは使用する人数と料理のメニューによって選択肢が変わりますが、まずは900mlのアルミ素材の物が使い回しやすく、価格も安いのでおすすめです。上記3サイズの中でもトレック900の利用者が一番多い様です。

フライパン付きクッカー

変わったタイプのクッカーだと、フライパン、食器、鍋がセットになった物もあります。もちろん重いので登山で使用する人はごく少数だと思いますが、キャンプをする人に利用者は多いかもしれません。

登山では極力荷物を軽くして体力を温存する、と言う考えはとても大事ですが、体力にも行程にも余裕があれば多少荷物が重くなっても良いと思っています。

大量の食材と重い料理道具を担いで山に運んでみんなでわいわいご飯を作るのも、登山での楽しいイベントの一つだと思います。

 

料理道具「ストーブ・燃料・クッカー」

登山でお湯を沸かし、レトルト食品やフリーズドライ、ラーメンなどを作って食べたい時に必要なる道具は「ストーブ、燃料、クッカー」の3つだけです。

お米もこの3点と水があれば炊くことができますし、料理も作れます。登山での料理経験がない人はこれだけでも重そうだと感じるかも知れませんが、軽い道具を揃えれば3つあわせても500g程度で済みます。

たった500グラムの増量で山の上でアツアツのご飯を食べれるのは魅力的ですし、野外で作るご飯はイベントとしても楽しいです。是非、登山になれてきたら挑戦してみてください。

このページでは、その料理3点セット「ストーブ、燃料、クッカー」の、それぞれの種類やメリット・デメリット。

ガスストーブ(ガスバーナー)と燃料

登山でお湯を沸かしたり料理をしたり、火を扱う時に必要になるのがストーブです(バーナーとも言うこともあります)。

自宅やキャンプで使うコンロと同じ様なものですが、登山専用の物は軽く小さく携帯に便利で、また気温が低い場所でも火力が落ちにくいと言った特徴があります。

登山で定番のストーブは、燃料にガスを使用する「ガスストーブ(ガスバーナー)」と言われるものですが、それ以外にガソリンやアルコールを燃料とするストーブもあります。

扱いも簡単、まず最初に買うべきストーブ

一般的なガスストーブです。その上のマグカップの様な物はクッカー(アウトドア用の鍋の様なもの)と言います。緑色のものは交換式のガスカートリッジです。登山ではこの様な形でお湯を沸かしたり料理をしたりします。

ガスストーブの使用方法はとても簡単で、ガスカートリッジにストーブを装着したらオレンジ色のツマミを回し自動点火ボタンを押すだけです。

手軽さがガスストーブの魅力です。温かいお茶が飲みたいと思ったらすぐに湯を沸かし始めることができます。まず最初に買うべきストーブと言ってよいでしょう。価格が安い物も多く選択肢がたくさんあります。

ガスストーブは地面からの高さがあるので安定性は少し悪いのですが、気をつければ問題はありませんし、ストーブとカートリッジが分離したモデルも販売されています。

コンパクトになり収納にも便利

写真の様に、コンパクトなガスストーブならクッカー、ストーブ、ガスカートリッジの3点セットをまとめて持ち運ぶことができます。料理に必要な道具がまとまって便利ですし、ザックへのパッキングも楽になります。

カセットボンベが使えるストーブ

 

多くのストーブがOD缶を使用しなければなりませんが、中にはカセットボンベ(CB缶)を使用できるモデルもあります。

普通、カセットボンベは外気温が低いと火力が低下するという弱点がありますが、こちらのストーブの様に外気温の影響をほとんど受けずに使用できるものもあります。

OD缶と違ってカセットボンベはコンビニでも買えます。ソトのレギュレーターストーブはやや重量がありますが、自宅でも気軽に使えること、またカセットボンベは災害時にも入手しやすいこと、などのメリットがたくさんあります。

ストーブ、カートリッジ分離型

多くのストーブはガスカートリッジに直接ストーブを取り付けるタイプですが、中には分離されているモデルもあります。この分離型ストーブの長所は安定性があることです。

地面への距離も近く、またゴトクが大きなモデルがほとんどなので多人数での登山料理も安定して作ることができます。

ガソリンストーブ、アルコール、ソロストーブ

ガソリンストーブ

燃料に主にガソリンを使用するのがガソリンストーブです。少数派にはなりますが、ガスストーブの次に利用者が多いと思われます。

ガソリンストーブの使用方法

サッと使えるガスストーブ違いガソリンストーブは使うのにやや手間がかかります。上の写真の赤いボトルにガソリンを入れるのですが、そのガソリンをストーブに送るためにポンピングという作業、またプレヒート(余熱を与えること)という作業を毎回やる必要があります。

確かにガスストーブに比べると手間であることには違いありませんが、むしろこれらの作業を楽しむ人の方が多いかもしれません。その分事故にも繋がりやすいので、使用する時には注意が必要になりますし、定期的なメンテナンス(自分で出来る)も大切になります。

ガソリンストーブの燃料と入手方法

ガソリンストーブと言う名前ですが、例えば上で紹介しているMSRのドラゴンフライはガソリン以外に、ホワイトガソリン、灯油、ディーゼル(経由)なども燃料に使用することができます。

それらの燃料ですが、ガソリン、灯油はガソリンスタンドにボトルを持っていけば購入することができます(軽油は買ったことがありません)。ホワイトガソリンはホームセンターのキャンプコーナー等で買うこともできます。

アルコールストーブ

ガソリンストーブよりさらにシンプルでワイルドなのがアルコールストーブです。使い方もとっても簡単で、ストーブにアルコールを注いで火を着けるだけです。

ストーブ自体の仕組みもシンプルなので自作のアルコールストーブを作る人もたくさんいます。燃料である「燃料用アルコール」は薬局で売られているので入手は簡単です。

クッカーの素材と形状、容量について

クッカーとはアウトドア用の、鍋と食器がセットになった様な調理器具のことで「コッヘル」言うこともあります。クッカーの用途はお湯を沸かす、煮る、炒める、ご飯を炊くなどの調理以外に、フタの部分はとり皿などのウツワ代わりにもなります。

 

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雨具の選び方と雨対策

雨の日の登山は滑りやすく危険ですので初心者の登山には向きません。事前に天気予報を確認し、降水確率が高い場合は登山を中止するのが無難です。

しかし晴れだからと言って雨が降らないわけではありません。山の天気は変わりやすいので、雨は常に降るものと考えレインウェアは必ず持っていきましょう。

レインウェアはザックや登山靴と同様に重要な登山用品なので、「雨具は予備に」と考えず、登山には必ず持って行く必要があります。

レインウェア選びのポイント

雨対策グッズ・雨具

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登山用ザック(リュックサック)

登山に必要なたくさんの荷物を入れて背負うザック。ザック、リュックサック、バックパックなど呼び方には色々あります。

登山経験のある方は実際に山で見かけた事があると思いますが、登山をする人は専用のザックをかついでいます。太いウエストベルトにがっちりとした形状と大きなサイズ。

あんなにしっかりとしたものが必要なの?日常使うもので十分では?と考えられる方も多いかもしれません。

確かに普段使用しているザックでも登山が出来ない事はありません。ですが登山用のザックは普段使っているものと違い、登山用のザックは登山用に作られていると言う事です。

当たり前のことですが、用途に適した道具を使えばより安全で快適な登山を楽しむ事ができます。

登山用ではないザックで登山をすると肩が痛くなったり、腰を痛めたり、そして他の人(登山用のザックを背負っている人)よりもうんと疲れやすくなります。

快適な登山を楽しむために、登山専用のザックを用意する事をおすすめします。

登山用ザックの特徴

ザックの選び方

ザックの背負い方

ザックの手入れと洗い方

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登山用靴下とインソール

インソール(中敷)と靴下選びも重要

登山靴は沢山の種類のものが販売されており、その中から自分の足に合った靴を見つけたいものですが、足の形にはどうしても個人差があるのでジャストフィットさせる靴を探すのは難しいものです。

そこでその差を補ってくれるのがインソール(中敷)と靴下であり、それと同時にインソールと靴下は怪我や疲れを軽減させるなど重要な役割を持っています。

登山靴がどうもしっくりとこない人、足が疲れやすいと言う人はインソールや靴下を変えてみるのも良いでしょう。

また最近では優れた防水靴下も販売されていますので、防水性の低い登山靴を履いている人、雨が降るとすぐに靴が濡れてしまう人には大変おすすめです。

登山用の靴下の役割

 

登山用の靴下に求められる機能は、寒い時に足を保温する、かいた汗を逃がす、靴のフィット感を良くしてずれをなくす、クッション性を増す、などがあげられます。

こうした理由から、登山では普段履く靴下よりも厚めの靴下を履くことが多いです。特に登山靴の内部は硬いものが多いので、厚めの靴下を履くことで足を怪我から守ります。

自分の足に適していない登山靴を履くと足の怪我の原因にもなりますが、靴下にも同じことが言えます。

きつい登山靴に厚い靴下を履くと足を痛めますし、ゆるい靴に薄い靴下を履くと靴擦れの原因になります。ですので登山靴を選ぶ際には一緒に靴下も選んだ方が失敗が少なくなります。

靴下の素材について

 

登山に適した靴下の素材はウールか化繊です。登山では日頃履く様なコットンの靴下は履きません。

コットンの靴下は濡れると乾きづらく、また足にくっつきやすくなります。濡れて足にくっついた靴下を履いていると水ぶくれを起こしやすくしてしまうのです。

ウールや化繊の靴下は速乾性に優れているので登山に適しています。化繊の靴下はウールよりも早く乾きますが、ウールよりも圧縮されてしまうのでクッション性を失いやすい性質があります。

 

靴下の厚さを調節する

登山を繰り返すうちに靴の中で足が動きやすくなった、ちょうど良いサイズだと思って買った登山靴が大きかった、ということもあります。そう言った時は靴下の厚みを変えることで、足と靴とのフィット感を調節します。

メメリノウールのソックスリノウールは暖かいだけでなく、抗菌・防臭効果もあるので長時間履いて汗をかき続ける登山用の靴下の素材として、また肌着の素材として最適です。

重ね履きでさらに快適に

登山者の多くが靴下を2枚重ねで履いています。直接肌に触れる靴下には薄手で化繊のものを履き、外側には厚手のウールの靴下を履く、などの方法が一般的です。

肌に直接触れるインナーは、速乾性の素材で汗をかいても足を乾燥した状態に保ち、アウターにはウールの靴下で、クッション、保温、そして汗を外に逃す役割をもたせます。

きつくなり過ぎない様に注意

靴下を重ねて履く方法は登山では一派的で効果的な方法ではありますが、それによってきつくなりすぎるのは良くありません。

きつすぎると指先を痛めやすくなりますし、また冬で寒いからと言って厚手の靴下を無理やり重ね履きしていると、足が圧迫されて血液の循環が悪くなり温かくなりにくくなります。

一枚履き、2枚履きとありますが、いずれにせよ靴の中で足の指を動かせるくらいのきつさでなければなりません。

防水ソックス

登山靴にはゴアテックスを採用した防水の靴が多くありますが、完全な防水ではなく長時間雨に打たれれば靴の中まで濡れてしまいます。

そこで最近では重いゴアテックスの靴を履かず、汗を逃しやすいメッシュ素材の生地の靴を履き、防水靴下で足を濡れから守る、という方法をとる人もいます。

天気が良ければ普通の靴下を履き、雨が降りそうなら防水靴下に履き替えたり重ねて履いたり、という方法です。

また登山靴は濡れると乾きづらいので、泊まりの登山では翌日まで乾かず、新しい靴下に変えてもすぐに濡れてしまうこともあります。

靴下の濡れはマメの原因にもなりますので、防水靴下を予備に持っていくのもおすすめです。

 

ゴアテックスのオーバーソックス

ゴアテックスの靴下はいくつか販売されていますが、靴下の上から履くオーバーソックスと呼ばれるものがほとんどです。

登山中はザックの中に入れてき、天気が怪しくなったら上から履くという方法が取れます。オーバーソックスですので下に履く靴下の厚みも考えサイズ選びましょう。

シールスキンズの防水ソックス

こちらはオーバーソックスではなく直接履ける防水ソックスです。私の場合、トレランシューズなど雨が降ったらすぐ濡れてしまう靴を履く際にはその対策として持っていきます。

素材も履き心地もウエットスーツの様な感じですが、登山中気になることはありません。ただ通常の靴下ほど伸縮性はないので、重ね履きで使用する場合にはサイズを考えた方が良いと思います。

とても便利そうなゴアテックスのオーバーソックス、シールスキンズの防水ソックスではありますが、安いものでもありませんので購入する際には充分検討することをおすすめします。

インソールの役割

インソールには、靴と足の間のクッション、体のバランスを整える、土踏まずのアーチを支え腰痛、膝痛、足の疲れを軽減させる、などの役割があります。

初めから靴に付属しているものはそれらの効果を多く望むことができず、靴擦れを起こしたり、足が疲れやすくなったりしてしまうことがあります。

そのため、インソールのかかとに衝撃吸収材を入れたもの、全体が衝撃吸収材になっているもの、足の形にあわせて変形し安定させるもの、アーチを作り安定させるもの・・・と様々な種類がメーカーから専門のものが販売されています。自分の足型にあわせたインソールを作ってくれるお店もなどもあります。

個人差があるのでどれが良いとは言えませんが、いくつかのインソールを試した中で私がお勧めするのが「スーパーフィート」のインソールです。

スーパーフィートのインソールは硬質のインソールでクッション性はありませんが、このインソールを入れて靴を履くと安定感がぐっと増します。

しっかりとバランスよくまっすぐと立てるようになるので、登山で岩場の移動や細かい足さばきをする時でもよりバランスよく歩くことができるようになりまし

た。

足の裏にしっかりとはまるので靴擦れもなくなり、疲れも軽減されたように思います。

スーパーフィートを履いたとき、最初はかかとが窮屈だったり、土踏まずのアーチ部分に違和感を感じるかもしれませんが、数日間履いていると違和感がなくなって快適になります。

足型にはかなりの個人差があるので、スーパーフィートが全ての人に合うとは限りません。購入の際には登山用品店に行き、店員さんに相談しながら自分の足や登山靴の形状にあったインソールを選ぶのが最も確実な方法です。

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登山靴・トレッキングシューズ

登山では「登山靴」もしくは「トレッキングシューズ」と呼ばれる靴を履くのが一般的です。

両者の大きな特徴は、スニーカー等に比べると「ソールが固く山道でも歩きやすく疲れづらいこと」です。また多くのモデルがゴアテックスを使用しているので雨にも強いです。

登山靴の特徴

重くて頑丈。特にソールが固いので、重たい荷物を背負っていても岩場が歩きやすく疲れにくいと言った特徴があります。柔らかいソールの靴と比べてこの点が大きく違います。

また登山靴と呼ばれる靴は基本的にハイカット(足のくるぶしまでしっかりと覆ってくれる、スキーブーツの様な形状の靴)なので、山の急な斜面を下る時に疲れづらくなります。

トレッキングシューズの特徴

トレッキングとは山頂を目指す山登りではなく「山歩き」的なアクティビティで、比較的傾斜の少ない山道を歩きます。

[キャラバン] トレッキングシューズ C1_02S ゴアテックス 0010106

その様な傾斜の少ない道ではソールが硬い靴よりも柔らかい靴の方が歩きやすいので、トレッキングシューズのソールは登山靴ほど固くないと言った特徴があります。

[アッション] ハイキングシューズ メンズ

またトレッキングシューズは登山靴のハイカットに比べ、ミドルカットのモデルが多い様に思います。ミドルカットの靴は足首の固定が少ないので歩きやすくなります。

買う時はアウトドアショップ、登山専門店で

道が整った遊歩道だったりハイキングコースならスニーカーでも歩けることがあります。でもやはり登山をするなら、まず登山靴(トレッキングシューズ)は買いたい装備の一つです。安全に登山が出来ることはもちろん、山道を歩くのが楽しくなります。

登山靴を購入する際はアウトドアショップや登山専門店で、店員さんと相談しながら選ぶ様にしましょう。スニーカーは履いているうちに伸びて足にフィットしてくることもありますが、登山靴は固いのでそう言ったことはまず無いです。

足の形と合わない靴を履いていると靴擦れをして大変なことになりますので、自分の足にあった靴を直接履いて確かめてから購入しましょう。

登山靴の特徴

ソール(アウトソール)が固い

登山靴、トレッキングシューズ、と言われるくくりの靴は厚くて固いソールが備わっているのが普通です。ソールが固いとでこぼこの道でも歩きやすく、そして疲れにくくなります。

特に岩場を歩く際には固いソールの靴が歩きやすいです。アルプスなどの岩場登山になると、足の裏全体ではなくつま先だったり足の裏の一部分を使って岩の上に立つ様な場面も多くでてきます。

この時、ソールが柔らかい靴だと大変なのですが、ソールが固いとつま先だけで軽く岩の上に立てる様になります。余分な力を使わずに様々な形状の岩の上をバランスを崩さずに歩けるようになります。

ソールの固さは様々

登山靴のソールは固いと言ってもその固さ具合は色々です。一般的に、ハイキングやトレッキングシューズと言った類の靴のソールは柔らかめで、そこから内容がハードになればなるほどソールも固くなっていきます。

● 柔らかいソールの靴:柔らかいですがそれでもスニーカーに比べると固いです。この手のソールの靴は、荷物が少ない登山や岩場歩きの少ない登山に適しています。歩くとソールが曲がるので平坦な道が歩きやすいです。運動靴に近い感覚で履くことができます。

● 固いソールの靴:テント泊や縦走など荷物の多い登山、アルプスの岩場登山に向いていますが、ソールが曲がりづらいので平坦な道が歩きにくくなります。

登山靴の形状

足首部分の長さの違いだけですが、登山靴(山で履く靴)のタイプは3つに別れています。恐らく、登山を初めて見ようと思ったらまず選ぶことになるのがハイカットの登山靴になると思います。

●ローカット:スニーカーと同じ形です。足首が自由なので軽快で平坦な道は歩きやすいですが、山道では疲れやすくなります。ハイキングシューズにローカットのモデルが多いです。

●ミドルカット(ミッドカット):ローカットとハイカットの中間です。軽い足首のサポートがあり、ハイキングや日帰り登山用の靴がミドルカットを採用していることが多いです。

●ハイカット:トレッキング、本格的な登山はハイカットの靴になります。足首をガッチリと固定されるので、斜面や不安定な足場でも歩きやすく疲れにくくなります。登山初心者の人はこのハイカットの靴を選ぶこと。

サイズが同じでも内部の形に違いがある

人それぞれ足の形が違う様に、登山靴の内部も登山靴毎に個性があります。サイズが同じでも甲が高いモデル、幅が広い、狭いモデル、また内部の当たりが固いもの、そうでないものなど靴ごとに特徴があります。

自分の足にあわないものを買ってしまうと登山中に痛くて歩きたくなくなってしまう事もありますので、登山靴は実際にお店で履いて選ぶようにしましょう。

登山靴の素材

登山靴にはおおよそ2種類の素材が使われています。スエードやヌバックなどの革素材とナイロンなどの化学繊維の素材です。

オールレザーの登山靴の特徴は衝撃に強く靴が長持ちする、防水性が強い、履くほどに足になじむ、などが挙げられます。しかし革をたくさん使用しているので重くなりますし、手入れにも気を使う必要があります。

一方ナイロン素材の登山靴は軽く、通気性もよく手入れが簡単などの特徴がありますが、革に比べると防水性能や耐久性が劣ります。革と化繊、両方の素材を織り交ぜた登山靴もあります。

登山靴の防水性とゴアテックス

完全防水の登山靴はありません。例えば長靴の様に登山靴を完全防水にしてしまうと足の中が蒸れて濡れてしまい、不快なだけでなく靴ずれの原因を作ってしまいます。

登山靴にはゴアテックスという素材が使われています。外からの雨などの水分の侵入を防ぎつつも内側の水蒸気は外に逃がす、というゴアテックスを靴の内側に使用して靴の防水性を高めています。

もちろんゴアテックスを使用していない登山靴もたくさんあります。クラシックなオールレザーの登山靴にはゴアテックスを使用していないです。価格の低い登山靴にはメーカーオリジナルの防水・透湿性素材が使用されていることもあります。

登山靴の種類

ハイキングシューズ

[Husk’Sware] ハイキングシューズメンズ滑り止めウォーキングシューズ耐摩耗性ハイキングシューズアウトドアキャンプシューズ通気性スポーツシューズ大きいサイズ 登山靴 

  • 荷物の少ない日帰りかつ低山登山向き
  • 傾斜の緩い登山道、湿原の遊歩道などは歩きやすい
  • 岩場や傾斜のきつい登山道には向かない
  • ローカットでソールの柔らかいモデルが大多数
  • ミドルカットのモデルはハードなハイキング向きのイメージ
  • ウォーキングシューズ、また旅行+山中の散策などにもよい

アプローチシューズ

[キーン] ジャスパー JASPER(2019年モデル) メンズ Cathay Spice/Orion Blue US 8.5(26.5 cm) D

似たような形状の靴にアプローチシューズがあるが、ソールが固いので岩場歩きが得意なハイキングシューズ、と言ったイメージ。クライマーがゲレンデに向う際、岩場歩きをするために使用する靴(あえて登山で使用する人もいる)。

トレランシューズ

[イノヴェイト] TRAILROC 270 MS IVT2754M1 メンズ GBK 25 cm 

アプローチシューズ同様、近年登山用品店で見かけることが多い。トレイルランニング用のシューズのことで、ランニングシューズにグリップ力の強いソールが備わっている。防水性はないがハイキングシューズとしての使用にも向いている。

トレッキングシューズ

[ハイテック] ハイキングシューズ HT HKU21 ロックネス WP ネイビー 27 cm 3E 

  • 軽登山靴とも呼ばれる
  • 日帰り登山、テントを持たない山小屋泊の登山、積雪期以外の登山向き
  • ソールが適度に固いので、傾斜の少ない道から岩場歩きまで幅広く使える
  • 化繊素材を使用したモデルが多く、軽く、また手入れも簡単
  • 上記の理由 + 値段が手頃なこともあり、登山初心者の人はこのカテゴリーの靴を勧められる傾向にある。また富士登山で勧められる靴でもある
  • 個人的に、初めて買う登山靴はトレッキングシューズで良いと考えている

マウンテニアリングシューズ

alpinestars(アルパインスターズ) バイクシューズ ブラック 9.5/27.0cm FASTER3(ファスター3)ライドニットシューズ(251 0319) 1691610105 

  • 重登山靴とも呼ばれる。モンベルでの呼称は「アルパインシューズ」
  • 厳冬期以外の登山、アルプスの岩場歩き、テント泊の縦走向き
  • ハードな登山を目的としているのでオールレザーで堅牢、防水性や保湿性に優れたモデルが多い
  • ソールが固いので重い荷物を背負った岩場歩きで力を発揮するが、林道などの平坦な道は歩きづらい
  • トレッキングシューズ寄りの軽めのものから、厳冬期や海外の4,000m峰登山向きのモデルもあり幅が広い
  • 値段が高い

ぴったりしすぎる登山靴は避けましょう

足にぴったりとフィットし過ぎるタイトな登山靴はおすすめできません。足にジャストフィットした靴を履くと、履いた時は軽く感じるものですが、足は時間が経てばむくむので靴ずれを起こしてしまいます。

短時間の試着と実際の登山とでは足の状態が違うので、その辺りも考慮して選ぶようにしてください。またタイトな靴は後々調整するのが難しいです。

購入店で靴を広げる作業はしてくれるとは思いますが、望むような結果が得られるとは限りません。

反対に、ルーズな靴の場合はソックスを厚くして調整することができます。

ラ スポルティバ (La Sportiva) クライミングソックス M 2019モデル [並行輸入品]

 

体力に自信がない人は軽い靴、ハイカットの靴

重たい靴を履くと筋肉の疲労が早くなるので、体力や筋力に自信がない人、普段運動をしていない人、お年寄りで登山を始める人はなるべく軽い靴がおすすめです。

ナイロン素材を使用したトレッキングシューズは片足600グラム前後(男性で26cmくらいのサイズ)からありますので、まずはそう言った軽量モデルを購入して慣れたらグレードをアップする、という方向が良いかと思います。

またハイカットの靴は足首をサポートしてくれるので、足首を守るのと同時にローカットやミドルカットのモデルに比べ下半身の筋肉が疲れづらくなります。

特に下り坂では自分の体重を靴に任せることができるので楽に下ることができます。

余裕があれもインソールも一緒に

靴下とインソールの役割も重要です。靴下は薄い厚いの違いだけで靴の履き心地が大きく変わりますし、インソールは歩く姿勢に影響します。

普通インソールは登山靴やトレッキングシューズとセットになっていますが、特別なインソールは付いていません。

インソールを変えるだけでかなり歩きやすくなりますので、予算に余裕のある人は登山靴を買う際に一緒に購入すること。

お気に入りのインソールがある方は持参することをお勧めします(インソールを後から購入すると靴の履き心地のバランスが悪くなる事も考えられます。靴と一緒に履き合わせを確認するのがベストです。)

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登山用の装備の特徴

持っていない登山用品(装備)は代用品で

登山で全ての装備を揃える必要はありません。登山で使用する道具や装備は代用する事ができます。

登山専門の装備は便利だったり機能的だったりしますが、まずは代用品を使い簡単な登山からはじめ、登山の難易度を上げるにしたがって必要な装備を買い足していくのがおすすめです。

もう少し大きいザックだと便利だな、料理を作ってみたいな、あの人の使っている道具が便利そうなど、登山を経験する中で気づくことも出てきます。

登山用の装備の特徴

大自然の中で自ら持ち運ぶ事を前提に考えて作られているので、登山の装備は全体的に軽くてコンパクト、頑丈、濡れに強いなどの特徴があります。
キャンプでも似たような装備を使いますが、キャンプ道具は快適さに重きを置くので重さや大きさはあまり考慮されていません。

登山靴やザックは一日中常に体に接触している装備なので、軽くて頑丈、濡れに強い等に加えて、疲れにくいと言った工夫がされています。

靴、ザック、レインウェアは直接お店で買おう

登山靴、ザック、レインウェアは一日中身につけて歩く装備ですので ”体のサイズにあっている” 事がとても重要になります。装備を購入する場合はアウトドアショップ、登山用品店で直接フィッティングを確かめてから購入しましょう。

この3点以外の装備はネットの評価やレビューを確認しながら買うのショップの店員さんに相談すると言うのも大切なことですが…。

基本的な登山の装備

基本的な装備のリスト

料理用具のリスト

テント泊の装備のリスト

装備と持ち物のチェックリスト

 

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