登りたい山が決まり地図を購入したら、次は登山口から山頂までのコースを考えてみましょう。初めての登山ではガイドブックのおすすめのコースなどを歩くことになると思いますが、登山に慣れ自分なりのコースを考えれるようになると、いっそう登山は楽しさを増します。
登山コースを選ぶ
目的の山の山頂へと向かう登山道は1本でしょうか?2本でしょうか?それとも沢山あるでしょうか。途中で枝分かれしている場合もあるかも知れません。登山道が一本なら難しく考える必要はありませんが、複数の登山道がある場合はどの登山道を通るか決めなければなりません。ここでは登山道を選ぶ際の注意点をあげてみようと思います。
登山コースを選ぶ際の注意点
- 登山口から山頂までの標高差がありすぎないか
- コースタイムが長すぎないか(長くても往復歩行時間5時間以内)
- その登山道に危険箇所がないか
- 水はちゃんと確保できるか
などです。
初めての登山の場合や体力に自信がない人は標高差が少なく、コースタイムが短い登山道を。また危険箇所や水場の有無を確認するのも大事なことです。山頂への登山道が複数ある場合にはこれらの注意点を踏まえながらコースを選ぶようにしましょう。また往路と復路を別のコースにしたいと言う人もいるかもしれませんが、まず最初の登山では安全のため往路と復路は同じコースにした方が良いでしょう。
エスケープルート
エスケープルートとは、怪我やバテてしまったときに、行程をショートカットして途中から下山できるルートのことです。エスケープルートがある登山コースを選べば、万が一の時でも安心です。
行程時間を算出する
コースが決まったらコースタイムを足して全体の行動時間を作ります。初めての登山の場合には山と高原地図のコースタイムに1.5倍ほどかけ、それに1時間に10分ほどの休憩と、昼食の1時間、山頂でのんびりする時間など足しておおよその合計時間を算出しておきます。登山コースにいくつも案がある場合はそれぞれのコースの行動時間を作り、その中でもなるべく簡単そうなコースや登山者が多いコース、アクセスをしやすいコースを選ぶと良いと思います。
また初めての登山ではどのようなコースかわからず大変不安だと思います。そんな時はインターネットで目的の山やコースを検索してみましょう。沢山の方が写真付きの日記などを書いているので、とても参考になると思います。