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「足首のねんざ・骨折・ひざ痛」などの対処法

登山で最もよく起こりやすい足首のねんざ、ヒザ痛、転んだ時に手を突いて手首やヒジや肩を傷めた場合の対処法を説明しています。どの場合も、基本はケガした部位を固定し、自力下山する場合は負担をかけないように歩く事が大事です。この場合に注意したいことは以下のとおりです。

  • 足の場合はトレッキングポールや木の枝を杖にして負担を軽くする
  • 荷物は他のメンバーが分担して持つか、荷物の一部又は全部を山小屋や登山ルートの途中に置いて行くこと。)
  • 血が止まるくらいきつく固定・圧迫していないか時々チェックする

◇足首を傷めた(ねんざ・骨折)

疲労が溜まってくると足の置き方にも注意が散漫になり転倒も多くり

ますので気をつけたい。ねんざは、靭帯や腱が伸びてしまったり一部切れてしまったりした状態。足首を固定することでその後の下山の痛みを軽減することができます。

下山した後は患部を冷やすことと固定することが大事です。軽いねんざであっても、1週間位はもんだりムリに動かしてはいけません。ムリに動かすと靭帯が緩んだままになり、治療が長びくだけでなくねんざぐせを残してしまいます。

●テーピングテープ

足首をひねってしまって、なんとか歩けるけども歩くと痛い、という時に手軽な固定方法です。固定方法はたくさんやり方があるので、過去に習ってやってきた方法などがあればそれを応用するのも良いと思います。

要は傷めた部位をこれ以上動かさないことと適度な圧迫をすることが重要です。そしてテープで固定した後は、靴ひもはいつもよりしっかりと締めて足首が動くことのないようにします。

テーピングテープを使ったこともない方にオススメなのは「あしくびかんたん (スポーツ) 」という商品です。だれでも簡単に貼ることが出来るように工夫されています。

◇ヒザが痛い

下山途中に着地した衝撃でヒザが痛くなった、ひねった、勢い余って岩にぶつけてしまったときは、靭帯を傷めたり半月板を損傷したりと登山では最もダメージを受けやすい部位のひとつです。自力下山する時はなるべく衝撃を加えないようにします。

●ヒザを傷めた場合のテーピングテープによる固定方法

  1. ヒザのお皿を両方から包むように、下からテープを貼る
  2. お皿を下から支えるように、一周する

ちょっと貼るだけでヒザへの負担がだいぶラクになります。

包帯的に巻き直しができ、手で切れるしテープ同士がくっつくので留め具も要らないので便利なテーピングです。

伸縮があるので適度なサポートができるし、何回も使えるのが良い点です。

◇ヒザの骨折や脱臼が疑われるときの固定方法

おしりからカカトの下までを副木で覆って固定します。

◇手首が痛い、肩(ウデの付け根)が痛い

ひねって筋を傷めたのか、骨折してしまったのかそれとも脱臼したのか、当事者であってもその時はわからないことでしょう。

どの場合であっても、登山中では傷めた部位を固定して痛みを最小限に抑えつつ下山し、病院へ行くしかありませんが、ウデであれば固定しつつ冷やす事もできます。可能であれば冷やせたほうがベターです。

●前腕(手首からヒジ)や手首を傷めた場合の固定方法

  1. 副木で手首からヒジまでをカバーする
  2. 包帯やテーピングテープで副木を固定する
  3. ウデが水平になるように、三角巾やバンダナ、タオルなどで首から吊る
  4. 別のヒモなどで胸に固定し、動かないようにする

バファリンなどの鎮痛剤はねんざなどの痛みの症状にも効きます。痛くて我慢できないようであれば服用しましょう。

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